【出張買取は危険?】悪徳業者に注意!怪しい手口とトラブル事例を徹底解説

「出張買取を利用したいけど、何だか怪しそう…」「しつこい勧誘や強引な買取のトラブルにあったらどうしよう…」そんな不安を感じていませんか?本記事は以下のような人にオススメです。

の記事がオススメな人

  • 出張買取を初めて利用する人
  • 悪徳業者とのトラブルが不安な人
  • 危険な業者やトラブルの回避方法が知りたい人

出張買取には「安く買い叩かれる」「勝手に契約される」「しつこく勧誘される」といったトラブル事例があります。訪問買取や出張買取によるトラブルが年々増えており、国民生活センターの調査結果では以下のようになっています。

年度20202021202220232024
相談件数6,0186,9257,7328,581905(前年同期972)
※2024年5月31日現在
出典:国民生活センター

近年は手口も悪質で、大手リユースショップの名を偽って使っている場合も多数あります。知っている名前だから信用して依頼してみたらトラブルになった…クーリング・オフを申し出たのに返品されなかった…などトラブル事例は様々です。

しかし、出張買取は正しい知識と安全な業者を選べば非常に便利なサービス。本記事では、買取業務を15年以上やっている私が、出張買取の危険性や悪徳業者と優良業者の見分け方、トラブルの事例を徹底解説します。本記事を参考にしてトラブルに巻き込まれないための知識を身につけ、お得で安全に買取依頼をしましょう。

この記事でわかること

出張買取に関する基礎知識

出張買取は、自宅や指定場所で不要品を現金化できる便利なサービスです。大型家具や家電製品など、持ち運びが困難な物の買取に適しています。事前予約後、業者が訪問し査定を行ってくれます。即日現金化が可能で、複数商品をまとめて査定できる効率性が魅力です。

出張買取と訪問買取の違い

出張買取と訪問買取はどちらも自宅で買取・査定をするという点では同じです。そのため、同じ意味で使われることが多いですが、実際は意味が違います。

出張買取

自分からリサイクルショップなどの買取店へ依頼し、自宅などへ来てもらうサービス。売却の意思があり、依頼を受けてから訪問します。

訪問買取

業者がしつこい営業電話をかけてきたり、アポなしで自宅などへ訪問にくるサービスです。売却の意思は関係なく訪問してきます。

訪問買取自体は違法ではありませんが、事前連絡のない訪問買取は特定商法取引法第58条の6第1項に抵触するため違法。実在する大手リユース(リサイクル)ショップの名前を使ってアポを取る悪徳業者もいます。大手の買取店は突然訪問してきたり営業電話をかけてきたりすることはありませんので騙されないようにしましょう。

出張買取を利用するのは問題ないですが、訪問買取を利用するのはあまりオススメしていません訪問買取をすでに依頼してしまった場合はコチラの記事を参考にしてください。

≫【訪問買取は怪しい?】トラブルを防ぐための注意点と見分け方を解説!

出張買取で買い取ってもらえるもの

出張買取では、幅広い種類のアイテムを買い取ってもらえます。ファッションアイテムから家電製品まで、さまざまなものが対象となっています。買取可能なものは以下のとおりです。

  • ブランド品
  • 貴金属
  • 古着
  • 電化製品
  • カメラ・レンズ
  • 楽器
  • 美術品・骨董品
  • 切手・古銭
  • ゲーム機・ソフト
  • 食器・陶器
  • 家具、スポーツ用品
  • アウトドア用品
  • 工具・機械
  • お酒、ブランド食器
  • アクセサリー
  • フィギュア・おもちゃ
  • CD・DVD・ブルーレイ
  • 書籍・漫画

出張買取は、取り扱っている商材が業者によって違います。例えば、自分では運べない大型家具、家電製品しか取り扱っていないところや、1人で運べる大きさ・重さのものしか取り扱っていないところ、ブランド品や貴金属しか扱っていないところなど様々です。依頼する前に出張買取では何を取り扱っているのか確認しましょう。

出張買取は、自宅にいながら不要品を現金化できる便利なサービスですが、買取価格や業者の信頼性には注意が必要です。安全に利用するために、信頼できる業者を選びましょう。

出張買取と他の買取方法の違い

出張買取は他の買取方法と違い、業者が自宅に来てくれるので手間がかからず、大型商品も売却できるのがメリットです。出張買取と他の買取方法の特徴やメリット、デメリットを以下にまとめました。

出張買取には自宅で査定を受けられるというメリットがある一方、他の買取方法よりも買い叩かれやすいというデメリットがあります。事前に相場を把握し、価格交渉をしたりするのも手段のひとつ。買取金額に納得ができない場合はきっぱり断る勇気も必要です。

出張買取は引越しや買い替え、自分では処分できない人が利用することが多いため、引き取ってもらえないと困ると業者側もわかっています。出張費を無料にしている業者は多いですが、実際は買取金額に出張費を含めている場合もあるため、他の買取方法より安くなってしまうことがあります。

≫トラブル回避!宅配買取の危険性と安全にサービスを利用する方法

出張買取が危険と言われる理由

出張買取には悪質業者による詐欺や強引な買取など、さまざまな危険が潜んでいます。出張買取が危険と言われる主な理由は以下のとおりです。

  • 悪質業者によるトラブルが多い
  • 査定価格が低い
  • クーリングオフに応じない

一度業者を家に入れると断りにくくなり、強引に契約を迫られる可能性もあります。利用するときは十分に注意しましょう。

悪質業者によるトラブルが多い

出張買取では悪質業者によるトラブルが多発しており、消費者にとって大きな問題です。悪質業者によるトラブルは以下のとおりです。

  • 高圧的な態度
  • 大幅に安い金額での買取
  • 過大な見積もり
  • 盗難
  • 個人情報の悪用

悪質業者は消費者の隙を狙って、不当な利益を得ようとします。一度家に入れてしまうと断りづらくなるので注意しましょう。偽の身分証を使用したり、契約書の内容を十分に説明しなかったりするなどの手口もあります。買取後のアフターサービスが不十分だったり、クーリングオフに応じなかったりする業者もいます。

トラブルに巻き込まれると、金銭的な損失だけでなく精神的なダメージも大きくなるので注意しましょう。

査定価格が低い

査定価格が低い理由は、主に業者側の都合によるものです。適正価格よりも低い金額を提示されるケースが多いので注意しましょう査定価格が低い要因は、以下のとおりです。

  • 相場を知らない査定員
  • 悪質業者の存在
  • 業者の在庫状況
  • 出張費用の反映

安く売ってしまうこと避けるには、買取価格の相場感を把握しておくことが大切。相見積もりを取るのが理想的ですが、出張買取の場合だと厳しいのが現実。その場合はフリマアプリなどでの売り切れ価格などを確認しましょう。高額品や希少品は即決を迫られても、じっくり検討する時間を取るのが重要です。

クーリングオフに応じない

クーリングオフに応じない業者は、消費者にとって大きな問題です。法律上、出張買取はクーリングオフの対象外とされていますが、「顧客が冷静な判断で取引できない状況」に限り売買契約を結んだ8日以内ならクーリングオフを利用することができます。

ーリングオフが適用される例

  • 突然、買取業者が訪問してきた
  • 断りたかったが押しが強くて断れなかった
  • 説明を受けた内容に虚偽があった

例外的に以下のアイテムはクーリングオフの適用対象外となります。

  • 二輪以外の自動車
  • 大型家電
  • 家具
  • CD/DVD/ゲームソフト類
  • 有価証券

悪質な業者は法律の抜け穴を利用して、クーリングオフを拒否します。契約書を作成せずに口頭での契約のみで取引を行う場合や、クーリングオフ期間中に商品を転売してしまうなどの、悪質な行為もよくあります。悪質な業者は取り消しを申し出ても、対応してもらえない可能性が高いので注意が必要です。

出張買取でよくあるトラブルと対処法

出張買取ではさまざまなトラブルが発生しますが、その中でも特に多いトラブルについて解説します。

  • 買取金額が相場よりも明らかに安い
  • 売った品物の詳細や費用が不明瞭
  • 強引な買取(押し買い)
  • キャンセルができない
  • 相場とかけ離れた誇大広告
  • 家の壁などを損傷

トラブルの原因には、意図的なものミスによるものがありますが、悪質な業者は意図的なものによる詐欺的行為です。トラブルを避けるために、信頼できる業者選びと事前の相場調査は慎重に行いましょう。

買取金額が相場よりも明らかに安い・買い叩かれた

出張買取では、業者が利益を上げるために、商品の価値を意図的に低く見積もることがあります。特にブランド品や骨董品などの価値をつけるのが難しいものは安く買い取られやすいため注意が必要。高額になりそうな品物を売る場合は複数の業者に査定を依頼することで、適正価格を把握しやすくなります。

相見積もりが難しい場合は、事前にメルカリなどのフリマアプリを活用し、売りたい商品の相場を調べておくことが大切です。

悪質な業者の場合、最初は安く見積もった上で、返品を依頼するとキャンセル料や出張料を請求するケースもあります。他社と比較させないように急いで契約を結ばせようとすることもあるため注意。商品の状態や年式を理由に不当に低い価格を提示される場合もあるため、価格適正かどうかをしっかり見極めましょう。

買取価格の相場は、メルカリでの取引価格の1割から5割程度と考えられます。例えば、メルカリで1万円で売れている商品なら、買取価格は3千円前後になることが一般的です。

複数の商品をまとめて売る際には、総額が個別査定より低くなるケースがあるため、明細を確認し納得のいく取引を心がけることが重要です。価値あるものを安く手放さないためにも、十分な情報収集と慎重な判断を忘れないようにしましょう。

≫メルカリでの相場の調べ方はコチラ

売った品物の詳細や費用などが不明瞭

買取業者やその担当者によっては、査定をしてもらった品物の詳細を教えてくれない場合があります。「合計で◯◯円です。」という説明だけで終わってしまった場合は、しっかりと詳細を確認しておくことで、売らなければよかったという後悔を防ぐことができます。

悪質業者の場合、出張料や査定費などを買取金額から相殺している場合があります。十分な説明や明細書がないまま契約を進められて確認できないようにしているので、必ず明細書などは受け取るようにしましょう。明細書を発行していない業者は危険です。

多くの買取業者は出張料・キャンセル料などの費用は無料ですが、有料になってしまう条件などがあるのか申し込み時に確認しておくと安心です。

強引な買取(押し買い)

買取業者がキャンセルをさせないように強引に買取を押し進めてくる場合があります。本当は納得していないのに売って後悔してしまう…というトラブルが後を断ちません。

悪質業者の場合、売ると言うまでしつこく交渉してきたり、出張料や査定料を請求される場合があります。また、売る気がまったくなかった貴金属やブランド品を売らされたというトラブルも後を断ちません。

大手の買取業者でも、「貴金属やブランド品などで不要なものはないですか?」と言った聞き方で他に売ってもらおうとしたりする場合がありますが、必要以上に交渉してきたり聞いてきたりはしません。中途半端な対応をしてしまうのが良くありません。売りたくない場合はハッキリと断るようにしましょう。

依頼していない商品まで強引に買取された

依頼していない商品まで強引に買取されるケースは、出張買取でよく起こるトラブルの1つです。勝手に依頼していない商品まで買い取りされると、大切な思い出の品や貴重品を失ってしまう可能性があります。依頼した商品以外も買取対象にされたり、断っても強引に買取を迫られたりするケースが考えられます。

強引な買取の問題を防ぐには、事前に買取対象の商品を明確にしておくのが大切です。買取のときには必ず立ち会い、一つひとつの商品について確認しましょう。もし強引な買取を迫られた場合は、きっぱりと断る勇気を持つのが重要です。買取業者との契約書にサインする前に、内容をよく確認するのを忘れないでください。

注意点を守って不要な買取トラブルを防ぎましょう。

キャンセルができない

査定をしてもらったら金額が安かったため、キャンセル依頼をしたら理由を付けてキャンセルを断られたという事例があります。

悪質業者の場合、明らかに高いキャンセル料や出張費を請求してくる場合があり、売らない方が損をしてしまうという状況を作り出します。多くの消費者はこれ以上関わりたくないという思いから泣き寝入りさせられてしまっているので注意しましょう。

出張買取では、法律上クーリングオフは使えません。しかし、キャンセルを依頼したにも関わらず、無理やり買取をした場合は契約後、8日以内なら使えます。トラブル回避のためにも、事前に諸費用の確認をしておきましょう。それでも万が一トラブルになってしまった場合は消費者センターに連絡して解決するのがオススメです。

相場とかけ離れた誇大広告

買取において、最低価格や価格保証と言った広告をよく目にしますが、明らかに相場とはかけ離れた金額を提示し、消費者を誤認させていることがあります。

悪質業者の場合、どんなに綺麗なものであっても、「新品じゃないと…」「ここに小傷が…」などとさまざまな理由をつけて安い値段で提示してきます。最初からその金額を払う気がなく、集客の道具として誇大広告を出します。広告に載せた商品が安く買い取れたり、他の品物も買い取れればラッキーだからです。

相場感が明らかに高すぎる広告の買取業者は口コミで確認したり、どこかに注意書きがないかなど確認しましょう。

リサイクル料金を請求された

リサイクル料金の請求は、出張買取でよく見られるトラブルの1つです。テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどは家電リサイクル法の対象品目で処分する際にはリサイクル料金が必要となります。買取を依頼したのに買取額からリサイクル料金が差し引かれたり、別途請求されたりする事例があります。

リサイクル料金は処分に必要な費用であり、買取時には発生しません。年式や状態などで買取ができないけど、引き取ってもらいたいからリサイクル料金を支払い、自分から引き取りを依頼するということは考えられますが、そうでない場合は怪しいと考えた方が良いでしょう。

不当な請求には応じないのが大切です。リサイクル料金を請求をされた場合は、消費生活センターや専門家に相談しましょう。リサイクル料金は本来買取できないものを引き取ってくれと自分から言わない限り、買取で発生するものではありません。不当な要求をされた場合は、毅然とした態度で対応し、必要に応じて適切な専門機関に相談しましょう。

家の壁などを損傷

品物を搬出する際に、壁に品物をぶつけてしまい、家の壁に穴を開けてしまったり、壁紙を破いてしまったりというトラブルがあります。

悪質業者は、傷をつけてしまったことを隠したり、元々あった傷だと言って自分の非を一切認めません。一般的な買取業者は品物に毛布を巻いたりするなど壁に傷がつかないように工夫をして搬出しますが、そういった工夫をしていない業者は要注意。搬出する時は必ず同席にして品物を壁にぶつけていないかなど確認しましょう。

多くの買取業者では万が一のトラブルのために保険に加入しています。傷をつけられてしまった場合などはしっかりと原状回復してもらいましょう。

危険な出張買取業者への対処法

危険な出張買取業者に遭遇した場合の対処法は以下の3つがあります。

  • クーリングオフを活用する
  • 消費生活センターに相談する
  • 弁護士に相談する

対処法を知っておけば、トラブルに遭遇したときに冷静に対応できます。

クーリングオフを活用する

クーリングオフは、消費者を守るために役立つ制度です。特定商取引法にもとづき、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、無条件で契約を解除できます。クーリングオフを行使するときは、必ず書面で通知するのが大切です。電話やメールでは認められないので注意してください。

業者が返金や商品の引き取りに応じない場合は、すぐに消費生活センターに相談しましょう。専門家のアドバイスを受けられるので、トラブル解決の助けになります。クーリングオフ後に不当な請求が来ても、無視して構いません。通知の控えは後々のトラブル防止に役立つので、必ず保管しておきましょう。

消費生活センターに相談する

消費生活センターへの相談は、出張買取トラブルを解決する方法の1つです。専門家のアドバイスを受けられるので、問題解決の糸口が見つかりやすくなります。消費生活センターに電話連絡して、トラブル内容の説明をしましょう。消費生活センターでは、専門のスタッフが中立的な立場からアドバイスをくれます。

法律や制度にもとづいた適切な対応方法を教えてもらえます。1人で悩むよりも効果的に問題に取り組むことが可能です。相談は無料で受けられるので、少しでも不安を感じたらためらわずに連絡してください。早めの相談が問題の早期解決につながります。

≫国民生活センター|全国の消費生活センター(外部サイト)

弁護士に相談する

弁護士に相談するのも、出張買取のトラブルを解決する方法の1つです。専門家のアドバイスを受ければ、適切な対応策を見つけられる可能性が高くなります。弁護士に相談するときは、以下のポイントが重要です。

  • 相談の理由を明確にする
  • 初回無料相談を行っている法律事務所を探す
  • 必要な資料を準備する

トラブルの経緯を時系列で整理し、契約書や領収書などの証拠を用意してください。相談時には、解決方法や訴訟の可能性、費用について具体的に質問しましょう。弁護士からのアドバイスは必ずメモを取り、後で見返せるようにするのがおすすめです。相談後は、弁護士に依頼するかどうかを慎重に検討してください。

法的な専門知識を持つ弁護士に相談すれば、トラブルの解決に向けた適切な道筋が見えてきます。

出張買取を安全に利用するためのポイント

出張買取を安全に利用するには、以下の重要なポイントがあります。

  • 口コミ・評判などを参考に自分で業者を調べて依頼する
  • 行商許可証の確認をする
  • 買取に出す商品の相場を調べる
  • 査定価格に納得がいかないときは断る
  • 買取承諾書等の売買契約書の記入の有無

ポイントを押さえて、業者選びや価格交渉を慎重に行いましょう。

口コミ・評判などを参考に自分で業者を調べて依頼する

業者を自分で調べて依頼するのは、安全な出張買取を行ううえで重要です。信頼できる業者を選ぶと、トラブルを回避し、適正な価格で買取を行えます。業者を調べるには、公式サイトや口コミサイトで評判を確認し、国や自治体の認可・登録情報を確認するのがおすすめです。

コミ・評判で見るポイント

  • 悪い評価がつけられている理由
  • 良い評価と悪い評価の割合
  • 追加料金など取れていないか

買取業者の口コミで最も多い悪い口コミは「安かった」というもの。高い・安いの感覚は人によって左右されてしまう部分も多いので、さほど気にする必要はありません。

買取実績や対応エリア、無料査定、出張料無料などのサービス内容を比較するのも効果的です。必ず複数の業者を比較検討しましょう。買取方法や流れ、必要書類についても事前に確認しておくと安心です。良い業者を見つけられたら、より高い金額で買い取ってもらえる可能性が高まります。

行商許可証の確認をする

営業所(お店)以外の場所で売買を行うためには行商許可証の携帯が義務付けられています。出張買取で査定をする営業マンは行商許可証を持ち歩かなければならず、見せてくれと伝えられた時には必ず見せなければなりません。

商許可証で確認すべきポイント

  • 顔写真が本人と一致しているか
  • 所在地の住所
  • 許可証番号

行商許可証は公安委員会などから発行された物でなく、自作した物でも要件さえ満たしていればOKです。用意周到な悪質業者は準備している可能性があるため、「持っていれば安心」というわけではありませんが、確認をすることで法律違反の業者を排除することができます。

買取に出す商品の相場を調べる

買取に出す商品の相場を事前に調べておくのは重要なポイントです。適正な価格で買い取ってもらうために、フリマアプリなどで相場を確認しましょう。一括見積もりサイトを利用すると、一度に比較できるので便利ですが、実際の査定額と異なる場合もあるため注意しましょう。

より正確な相場感をつかむために、複数の買取業者に実際に査定を依頼して比較するのもオススメですが、時間がなかったり、電話やメールが来るのが嫌だという人はフリマアプリやオークションサイトの実売価格を確認するのも効果的です。商品の状態や付属品の有無によっても価格が大きく変わります。

商品の使用頻度や傷の有無、付属品の有無、購入時期や製造年に注意して相場を調べましょう。相場を知っておくと、買い叩かれずに適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

査定価格に納得がいかないときは断る

査定価格に納得がいかない場合は、断る勇気を持つのが重要。大切な所持品を、適正な価格で売却するための重要な権利です。査定価格が期待より低い場合は、はっきりと断りましょう。無理に契約を急かされても、冷静に判断する時間を取るのが重要です。他社の査定価格と比較検討すれば、適正な価格がわかります。

業者との交渉の際は、査定価格の根拠について詳しく説明を求めましょう。価格交渉をしても折り合わない場合は、きっぱり断る勇気を持ってください。強引な勧誘には、毅然とした態度で対応するのが重要。不安や疑問が残る場合は、必ず契約を見送ってください。家族や信頼できる人に相談してから決めるのも良い方法です。

後日改めて検討すると伝え、その場での契約を避けるのも1つの選択肢になります。大切な所持品を適正な価格で売却するには、自分の権利を知り、冷静に判断するのが重要です。納得のいく取引ができるまで、粘り強く交渉しましょう。

買取承諾書等の売買契約書の記入の有無

買取依頼して引き取ってもらう場合には、買取承諾書等の売買契約書を記入します。契約書を交わさずにお金だけ払って引き取っていってしまう業者は要注意

買契約書を結ばないリスク

  • 何をいくらで売ったのか証拠が残らない
  • クーリングオフの際に証拠がない
  • どこの業者に売ったのかわからなくなる

出張買取では、場合によってクーリングオフが適用されることもので、売買契約書は必ず結ぶようにしてください。万が一結ばない業者だった場合はトラブルの元になるので、その場でキャンセルして返してもらいましょう。

【目的別】オススメ出張買取業者

ここでは、目的別におすすめの出張買取業者を紹介します。出張買取を依頼したいけど、具体的にどこの業者にするかは決めていない人はぜひ参考にしてください。

スクロールできます
衣服ブランド品日用品家電製品家具ぬいぐるみ

セカンド
ストリート
大型家電のみ大型家具のみ

ティファナ
ノーブランドOK量販店の物はNGデザイナーズ家具のみ

七福
ノーブランドOK※条件付き骨董品のみオーディオのみ

エコリング
ノーブランドOK1辺が1m以内の物のみ1辺が1m以内の物のみぬいぐるみのみはNG

グッドディール
ノーブランドOK食器類・骨董品のみカメラのみ

オフハウス
大型家電のみ大型家具のみ

なんぼや
ブランドのみブランド・骨董品のみカメラのみ

ノーブランドの洋服を売りたい

ノーブランドの服を売りたい場合は、以下の4社の中から選ぶのがおすすめです。

  • 七福
  • ティファナ
  • アクイール
  • エコリング

主な違いとしては、出張買取のエリアとノーブランド品の取扱条件です。

スクロールできます
取扱条件出張買取可能エリア

七福
公式サイト口コミ・評判
40代以上の女性のみ
45Lの袋、1袋分のみ買取可能(1000円買取)
東京23区のみ

ティファナ
公式サイト口コミ・評判
特になし東京都、川崎市、横浜市北部、埼玉県南部
≫詳しいエリアはコチラ

グッドディール
公式サイト口コミ・評判
特になし離島を除き、全国対応

エコリング
公式サイト口コミ・評判
特になし北海道・群馬県・東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・大阪府・京都府・奈良県・兵庫県・広島県・岡山県・福岡県・熊本県
※上記県内の一部地域
≫詳しいエリアはコチラ

条件が合えば、一番オススメなのは七福。出張買取エリアが限定されていることと、40代以上の女性という縛りがありますが、現在キャンペーンで1袋1000円買取という他社では出ないような価格で買取を行っています。

七福とティファナは出張買取エリアが似ていますが、洋服以外にも売りたいものがある場合にはティファナの方が取り扱い商材が多いので良いかもしれません。

≫ノーブランドが売れるオススメ買取業者はコチラ

引越しなどで家具や家電製品を売りたい

引越しなどで大型の家具や家電製品を売りたい場合は、以下の3社がオススメ。

スクロールできます
取扱条件出張買取可能エリア

ティファナ
公式サイト口コミ・評判
製造から5年以内
デザイナーズ家具のみ
東京都、川崎市、横浜市北部、埼玉県南部
≫詳しいエリアはコチラ

オフハウス
公式サイト口コミ・評判
大型家電・家具のみ
製造から7年以内
※地域により取り扱い条件が異なる場合があります
離島を除き、全国対応
※店舗により出張買取対象外の場合もあります

セカンドストリート
公式サイト口コミ・評判
大型家電・家具のみ
製造から10年以内
※地域により取り扱い条件が異なる場合があります
離島を除き、全国対応
※店舗により出張買取対象外の場合もあります

出張買取エリアに該当するなら一番オススメなのは、ティファナ。大型家電や家具を取り扱っているだけでなく、他の商材も一緒に買い取ってもらうことができます。

オフハウスとセカンドストリートは全国チェーンのお店なので、どの地域の人にでも利用しやすいですが、出張買取の取り扱いが大型家電と家具のみになります。

ブランド品や貴金属が売りたい

ブランド品や貴金属を売りたい場合は以下の3社がオススメです。

スクロールできます
取扱条件出張買取可能エリア

なんぼや
公式サイト口コミ・評判
特になし全国対応

ティファナ
公式サイト口コミ・評判
特になし東京都、川崎市、横浜市北部、埼玉県南部
≫詳しいエリアはコチラ

グッドディール
公式サイト口コミ・評判
特になし離島を除き、全国対応

一番オススメなのは、なんぼや。なんぼやは全国に店舗を構えていて利便性が高く、グループ会社でもブランド品を販売していたりもするので、ブランド品に対してかなりの専門性がある買取業者です。

なんぼやはスマホ一つで査定できるオンライン買取もやっているので、とりあえず見積もりだけでもしてもらいということも可能です。

まとめ:出張買取でトラブルに遭わないためには業者選びが大切

この記事では、出張買取におけるトラブルの事例やその対処法などについて解説してきました。

出張買取は自宅まで査定して搬出まで行ってくれる便利なサービスですが、他社の名前を偽って使いトラブルになったりするケースや、本当は売りたくないのに無理矢理売らされてしまったといったことが後を断ちません。

トラブルに遭わないためにも、以下のことは忘れずにぜひ実践してみてください。

  • 申し込みをする前に口コミ・評判を見る
  • 事前に買取相場を把握しておく
  • 実際に来てもらっても不信感を持ったらその場でキャンセルをする

買取商品の相場をあらかじめ確認しておけば、不当に安い査定価格を見抜けます。納得できない査定価格には、断る勇気を持つのが大切。トラブルに巻き込まれた場合は、クーリングオフ制度の活用や消費生活センター、弁護士への相談などの対処法が有効です。

出張買取は、適切な対策を取れば安全に利用できます。トラブルを避けるには、信頼できる業者を自分で調べて依頼するのが重要です。出張買取を利用するときは、注意点を押さえて安全に活用しましょう。

おわり

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